月別アーカイブ: 2015年2月

ミドリ部・部活動4回目。おうち緑化計画~庭づくり実践~


ミドリ部 庭づくり

ごきげんよう。
ミドリ部部長の山本です。

バレンタインデーの翌日、15日(って何の意味もないけど)
ミドリ部部活動を開催いたしました。

この日は、前回の土のお話の復習+肥料のお話、
いよいよ、海運堂のお庭の具体的なデザインを考えていきました。

海運堂のお庭は、前回の図面と現状解析、「可変性のある集える、和風っぽい庭」
というコンセプトに合わせて、
実際にガーデニングの本を見ながら、こんな感じでどうかしら?というものを、
みんなであげていきました。

ミドリ部 庭づくり お庭の図面

見えにくいかな?お庭の図面です

ウッドチップを敷いてみたり、
殺風景なコンクリートの壁の前に、濃い目の茶色のラティスを置いてみたり、
玄関前にメインとなる木は、何がいい?でも日当たりがよくないよね…
可変性って言っていたけど、ここは地植えでいきたいね、とか、
具体的なことがどんどん図面に落とされていきました。

今回、海運堂管理人のさーりんが不在だったので、
さーりん、さーりんの旦那様、すーりんに提案できるよう、
次回の部活動では、この案をもとに、予算をたてる、ということしてみます。

絵に描いた餅、ではなくて、実際に創るには何が必要か、まで学べると、
我が家の庭、ミドリ作りにも、応用できそうですね。

そして、土のお話+α。
前回の部活動では、自然に手を加えると、その後も加え続けていかなくてはいけなくなる、という話があったのですが、
今回の部活動で、より深いお話をしていただきました。
お話は、いつものミドリ部オブザーバー、ミドリカフェ代表のウチダケイスケ氏です。

肥料の三大栄養素は、窒素・リン酸・カリと言われています。
窒素は葉を、リン酸は実を、カリは根や茎を育てるのだそうですが、
色が青すぎる葉物野菜は、この窒素をたくさん肥料として与えているからだそう。
青々としたミドリは、一見美しく、栄養もたっぷりのように思えますが、
本当に大切なのは、色よりも、葉の厚さや元気度で、
窒素分が多すぎる環境で育った植物は、色は濃いけれどもひょろひょろのものしか育たないと言われているのだとか。

その多い窒素が、雨で川や海に流れ出して水の栄養が過多になった結果、
赤潮やエチゼンクラゲの大量発生を引き起こしているのだそうです。
山と海って、繋がっているんですね。

適度の窒素分が必要で、肥料とするものの炭素率(炭素と窒素の比率)
の紹介などもしていただきました。

もちろん、土の中には、窒素、リン酸、カリだけではなく、いろいろな成分が、
バランスよく入っていることが、植物には大切。
土のpHによって、育っている雑草にも違いがあったり、酸性が苦手な野菜も
あるのだそう。

そういえば、以前手入れをしていた畑は、何度ニンジンを育てても、育たなかったんだ、と思い当たることが。
そういった経験や生えている雑草によって、どんな肥料を加えれば、育ちやすいバランスになっていくか、ということもわかってくるのだなあ、と思いました。

思えば、ミドリ部部活動の初回は、自然の循環による土の話、に感動したものの、
じゃあ、いい土って実際どんな土なのか、雲をつかむような話だったかも。
こうして積み重ねていくと、なるほど、とすとんと腑に落ちる気分を味わえました。

いよいよ、次回が、一旦、一区切りの回となります。
春からは、より実践的なことができたらいいなあ、と思ってただ今計画中。
次回の部活動ではお話できればいいなあと思っています。

次回は3月15日の10時~12時。
ホワイトデーの翌日です(関係ないけど)


【部活動報告&次回ご案内】海運堂の庭のコンセプトづくり&土の性質のお話


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ごきげんよう。リベルタ学舎 ミドリ部長の山本です。
新年最初の部活動のレポートが、かなり遅くなってしまいました。

1月24日(日)海運堂さんで、ミドリ部部活動が行われました。

この日は、前回、子供と大人が一緒になって計った、海運堂さんのお庭の図面を完成させ、
お庭の環境を4つの特性(防犯・防災、景観、利用、自然)に分けて分析し、
コンセプトを決定いたしました。
コンセプトは、

「集えて、食べられて、いろんなことができる可変性のあるお庭。
ちょっと和風で、ナチュラルな感じ」
(海運堂管理人 さーりんさんの言葉を拝借しました)

そう。海運堂は、いろんな人が集う場。
この先、お餅つきができたり、子供たちが自分たちで、実った野菜を収穫して食べたりできたらいいなあ、という実際に海運堂を使う人の希望と、
マンホールがたくさんあるので、お家のメンテナンスがあってもすぐに移動できるように、というような利便性、
和室と接するお庭なので、やはり和風だけど、つくりこまない自然な感じで…
と、いう、思いとその場の特性を考えた、「らしい」コンセプトになりました。

この作業、2回目、3回目の部活動でも実習として行ったのですが、
今度は、私たちの身近にあるお庭での作業で、より実践的。
次回は、このコンセプトを元に、いよいよ具体的に、どんなものを置くか、植えるか、
を考えていきます。

実践的、といえば、土のお話も、1回目の衝撃的な土のお話から一歩踏み込んで、
より現実に即した、わかりやすいレクチャーをウチダさんにしていただきました。

私たちが土といっている、いきものが育つ部分は、テニスボールの表のような、ほんの薄皮1枚くらいの層でしかないのだそう。
良質な土壌には、たくさんの特徴を持った虫や微生物が生きていて、
その排泄物や遺体などの養分を植物がとって育っていきます。
土の中の栄養をとられた植物を還していくことの繰り返しで、森はできています。

たくさんの特徴を持った生き物が、森を作っている、ということは、
私たちの世の中と一緒ですよね、とウチダさん。
そして、手を加えてしまうと、ずっと手を加え続けなければいけませんが、
自然のままだと、この循環が続くので手を入れなくても大丈夫、と。
またまた、深いです。

それでも、いわゆる良好な土壌には、約10%の腐食(腐葉土)が含まれるそうなのですが、天然の森や有機農家でも、5%程度なのだとか。
自然のバランスって、繊細。

私たちがプランターや菜園などで、植物が上手く育たないのは、この土の性質が関係している、ということは、以前の部活動でも学びましたが、
この「土性」を知ることで、土をどうすればいいかの指標になる、とのことで、
今日は実験。

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瓶に土と水を入れ、振ってしばらく置くと、土の中の成分が沈殿してきます。
今回は、ウチダさんが販売している、完全堆肥「森そだち」と、海運堂の土、
そして、某幹線道路の街路樹が植えられている所の土を比較してみると…

写真ではわかりにくいですが、森育ちは浮遊している有機物が多く、
幹線道路の土には、ほとんどみられず、砂の粒と、粘土質の層が。

粘土と砂も、水はけや肥料を保つ力を付けるためには大切なもので、
水を張る水田は、粘土質が多いのだそうですが、
このバランスがよいと、植物が育ちやすいそうです。

そして、腐食(腐葉土)の性質は、マイナスイオン。肥料はプラスイオン。
土の中で、肥料もちも水持ちもよくする、団粒構造を形成すると、
このバランスがとれるのだそう。

私が以前、ある農業講座を受講したとき、
「土のPhは〇〇がいい」というような指導を頂いたのですが、
化学肥料ではできない、この団粒構造があると、PHを気にしなくてもよくなるとか。

自然に近い形で植物が育つ環境だと、本当に私たちの手っていらないんだなあ、
としみじみ感じました。

やっぱり、育てるんじゃないのね。ミドリって。

私たちが、手を入れてしまった「土」に、手をさしのべる…
そんなやさしいミドリ部、これからもどうぞよろしくおねがいしまーす。

【次回部活動は…】
2月15日(日)10:00~12:00 海運堂にて
活動費:1500円
お子様連れ、お子様と一緒にご参加大歓迎☆
ご参加は、midori☆lgaku.comまでお願いします。
(☆をアットマークにかえてくださいね)